<妻の投稿です>
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2018年春のヨーロッパ旅行のテーマは 自分たちが好きな人の軌跡を辿る です。
アムステルダムは、アンネ・フランクの隠れ家だけの為に行きました。
当時11歳の長女が、とても興味を持っていたからです。ホロコーストや、アンネの日記なども、読むほど、その悲惨な出来事に怒りや悲しみを感じたようで、私たち夫婦は質問攻めに会いました。当然ながら、なかなかテーマがテーマだけに、慎重にもなるし、娘の満足できる回答ができるわけもなく、タブレットで、娘自身調べてもいました。
よし、じゃあ!行こうー!と、なったのです。
建物の中は、撮影禁止です。ここへ来て、自分で見て感じて下さい、という強い思いがあるのです。全く同感です。そのとき11歳と9歳の娘2人は、割と落ち着いて見られるとして、6歳の息子を心配してましたが、なんのその!
ありがたいことに、日本語オーディオが借りられます。で、6歳の息子聞き入っていました。しっかりと。例の隠れ家の入り口にしていた、本棚を通り抜け、当時の写真や、アンネが寝ていたベッド、食事していた部屋、ここにいた時どんな気持ちだったか、どんなに怖かったか。アンネが暮らしていたように、足音を立てないように歩いてみるといいよ、と子どもたちに話しておいたのですが、私にも難しかったです。
アンネフランクの家で購入したポスターから。右手の部分が隠れ家です。左手のオットーの仕事場から、本棚の裏に入り口を通じて右手の隠れ家に入ることが出来ます。アンネフランクの隠れ家の隣には、アンネがいつも鐘の音を聞いていた教会があります。
この隠れ家で日々、音を出さないように過ごしていたかと思うと、自分たちの生活がいかに恵まれているかと実感します。そしてナチスに連行されたあと、アンネフランクは15歳の短い人生を終えました。
子どもが少しでもアンネフランクやホロコーストに興味があるなら、すぐにでもアンネフランクの家に足を運びましょう!
大人にとっても子どもたちにとっても人生の大きな糧となります。
アンネフランクの家 / Anne Frank House
Prinsengracht 263-267, 1016 GV Amsterdam, Netherlands
https://www.annefrank.org/en/
営業時間
11/1 – 4/1
日 – 金曜日 午前9時から午後7時
土曜日 午前9時から午後10時
4/1 – 11/1 午前9時から午後10時
(最新の開館情報はウェブサイトをご確認ください)
入館料
大人 10ユーロ
子ども(10-17歳) 5ユーロ
子ども(9歳以下) 無料
※アンネフランクの家は完全予約制で、
チケットを事前にウェブサイトから購入する必要があります。
9歳以下の子どもも「無料」のチケットが必要です。https://www.annefrank.org/en/museum/tickets/
- 一生に一度は訪問する価値ありです。
- 事前に伝記を読んでから行くことをおすすめします。
- チケットは完全予約制です。事前にウェブサイトから購入する必要があります。
- もし希望日時にチケットが無くても、諦めずに何度かウェブサイトのリフレッシュをしているとチケットが空くことがあります。
- 館内ではオーディオガイドを借りて回ります。日本語もあります。
- 大きなバックパックや荷物は持ち込み禁止です。
- ホテルやアムステルダム中央駅に預けて行きましょう。
・トラム
トラムで行くのが最も簡単で安いです。
アムステルダム中央駅から歩いて行くことも出来ますが、20分くらい掛かります。
Amsterdam Centraal (アムステルダム中央駅)
↓↓↓ 3駅、5分 (B乗り場:13番か17番のトラム)
Westermarkt
↓↓↓ 徒歩で約2分
アンネフランクの家 / Anne Frank House
子どもがアンネフランクを好きになるきっかけになった本(伝記)
・アンネ・フランク 平和を願いつづけた悲劇の少女 (学習漫画 世界の伝記)
よし まさこ (著), 和田 奈津子 (著)
この本を読んで行くと、学びも、感じ方、捉え方が1000倍、膨らみます。子どもたちの意識も変わります。そして、ホテルに帰ったときに、読めるように子どものリュックに入れておきましょう!あなたのこどもは、必ず、手にとるでしょう。趣深く読んでいる姿に、また感動しますよ。
子どもがユダヤとナチスの歴史について知ることが出来た本(伝記)
・杉原千畝 (コミック版世界の伝記)
古江 孝治 (監修), 山田 せいこ
子どもがさらに興味を持ったら
・アンネ・フランク (おもしろくてやくにたつ子どもの伝記)
加藤 純子 (著)
(先に紹介した伝記は漫画ですが、こちらは文字を中心とした伝記です)
・アンネ=フランク―やねうらべやの少女 (講談社 火の鳥伝記文庫)
中川 美登利 (著), 柳 柊二 (イラスト)
・アンネの日記 (文春文庫)
アンネ フランク (著), 深町 眞理子 (翻訳)
ホロコーストについての自伝(大人向け)
・アウシュヴィッツは終わらない これが人間か (朝日選書)
プリーモ・レーヴィ (著), 竹山博英 (翻訳)
私が持っている写真で載せた版は絶版となっており、こちらが改訂最新版です。
子ども向けの伝記はほとんど全て持っています。伝記がきっかけで子どもたちがたくさんの偉人に興味を持ちました。そのゆかりの地にも子どもたちと一緒に訪問し、子どもたちにとっても忘れない経験となっています。
ちなみに、伝記はこの全集を購入し、そのあと、持っていないものを買い足しました。
アンネフランクの家は大人だけでなく、子どもにとってもとても意味のある訪問となりました。是非とも皆さんも訪問してみてください。
以上、Yoshiでした。