妻、子どもの目線から見たアメリカ駐在、赴任のメリット・デメリット

Statue of Liberty

前回、アメリカ駐在のメリット、デメリットという記事を書きましたが、それに続けて、妻と子どもに聞いた、彼らの目線でのメリット、デメリットをまとめました。

もちろんアメリカの駐在場所によっても違うし、各家庭の環境にもよるため、全ての人には当てはまらないかも知れないけれど、これからアメリカに来られる方やアメリカに来てすぐの方の参考になれば嬉しいです。

【現状】
現時点(2019年5月)時点で渡米から2年。
アメリカ東海岸のニュージャージー在住。
日本人のほとんどいない地域に住んでおり、
他の駐在家族よりも現地人や永住組との交流の方が多い。
いわゆるキラキラ駐在妻ではない。

【家族構成】
僕(30代)
妻(30代)
長女12歳(渡米時は10歳)
次女10歳(渡米時は8歳)
長男6歳(渡米時は4歳)

妻に聞いたアメリカ生活のメリット

まずは妻の目線でのメリット・デメリットです。

・異国で生活経験

妻は今回のアメリカが人生で初めて他国で生活する経験だった。初めての異国での生活というのは、日本と同じ価値観が通じなかったり、想定を超えることが起きたりと、トラブルは多いが、それでもやはり新しい地で、新しい人と出会えたり、新しいことを経験できるというのは素直に楽しい。

・日本を客観視

妻は日本が大好き。それでも日本の良いところやアメリカの良いところを客観的に見ることができるのは、やはり日本に住んでいるだけではなかなか出来ない経験ではある。

・自然豊か、動物が身近

至るところに木々があり、緑が多くて非常に気持ちが良い。
僕たちはニュージャージーの中でも自然豊かなところを選んだので、それが顕著ではあるが、そのような地域ではなくても、アメリカは全体的に都市部でも住宅街でも木々が非常に多く、日本のようなコンクリートジャングルとは違うのは、アメリカの大好きなところである。

また、リス(しっぽがフサフサのリスとシマリス)、鹿、ウサギ、キツネ、鳥が庭に来たり、道を歩いていたりと動物が身近にいる。

Backyard_NJ

・静か、安全

これは住宅価格との兼ね合いにもなるけれど、日本と比較して、アメリカは危険な地域と安全な地域の差が激しい。

よって安全な地域を選べば、日本よりも圧倒的に安全。僕たちが住んでいる地域でも車のエンジンを付けたまま買い物している人が行ったり、スターバックスで財布を忘れても戻ってきたりと、平和な時間が流れています。

僕たちは安全で環境の良い地域の中で賃貸で出ていた「最も安い」家を選びました。

・様々な国のレストラン、お店

アメリカは移民の国なので、各国の料理をその国出身の人たちが開いている。
イタリアン、フレンチなどに加えて、メキシカン、中華料理、韓国料理、タイ料理と色々な国の本場の料理が味わえるので、食べるのが好きな人たちにとっては天国。(ただし後に書くように外食は高いので、気軽に頻繁には出来ない)

・お皿洗い、洗濯が楽

大抵のアメリカの家には、食洗機や洗濯機、乾燥機が付いている。

食事が終われば食洗機にお皿を入れてボタンを押すだけだし、洗濯も乾燥機が付いているので、服をわざわざ干す必要はなくフカフカになる。
(そもそも周りの景観を乱すため、外に洗濯物は干せない)

妻に聞いたアメリカ生活のデメリット

・浅い浴槽、温泉がない

もちろん家にもよるけど、シャワー文化なので、古い家だと浴槽が非常に浅く、ゆっくりと肩まで疲れない。お風呂好きな妻としてはそれが結構辛い。
僕たちが住んでいる家は一戸建てで築50年。
新しい家やタウンハウスだと設備もよく、もっと深い浴槽やジャグジーの付いた家もある。

また韓国スパなどはあるが、日本のように温泉やスーパー銭湯のような場所がそれほど無いため、気軽に行くことができない。

・子どもに常に同伴

州により年齢基準は違うけれど、アメリカでは小学生までの子どもには常に大人が一緒にいる必要があり、子どもだけで外出させられない。

学校も常に親が送迎、習い事も親が送迎、スーパーに行くにも子どもを常に連れて行き、と子どもたちから離れられることが少なく、親は大変でもある。
(後に書くように、日本で育った子どもたちも大変)

・語学要フォロー

英語がゼロの環境でアメリカに来て、英語を新しく覚えて、というのは想像していたよりも大変で、親のフォローは欠かせない。

僕たちはアメリカを好きになってもらうことを重視し、とにかく遊ぶことを大切にして最初の1年はあまり英語を「勉強」という形ではさせていなかったが、アメリカに慣れた2年目から、学年レベルにキャッチアップできるように英語を勉強し始めた。子どもたちが大変なのは言うまでも無いが、その勉強のフォローをする親も大変。英語と日本語を平行で学ぶというのは、親子ともに負担も大きく、バイリンガルというのは簡単には出来ないと気付かされる。

・お金が貯まらない

アメリカはとにかく物価が高い。また学齢期の子どもがいると、補習校(年間$6,000 = 約66万円)に通って日本語の維持が必要だったり、英語の塾など、英語力の向上にもお金が掛かり、日本にいたときよりも圧倒的に出費が大きい。

日本にいたときはそれほど生活が苦しいと思ったことは無かったけれど、アメリカに来てからは全く貯金できておらず、日本にいたときの貯金を切り崩している。(もちろん家族構成、会社の補助、生活習慣による)

だからこそ、移住を決めて来られた日本人の方や国際結婚で住まれている方は、本気で尊敬します。

なお、東南アジアなど、物価の低いところだと別だろうけど、もしお金を貯めることだけが目的であれば、アメリカ駐在はオススメしない。

続いて、子ども達に聞いたアメリカ駐在のメリット・デメリットを紹介する。

子ども達に聞いたアメリカ生活のメリット

・アメリカで友だちが出来た

やはり子ども達にとって、友だちの存在はとても大きい。

学校に他に日本人が全くいないにも関わらず、英語が出来ないうちから、登校初日から友だちが出来たことはラッキーで、それにより精神的な安定も得られたし、アメリカ生活が楽しくなったのは間違いない。

・英語が分かるように

子ども達の努力の結果もあり、渡米2年で学校生活で支障をきたさない程度の英語力は付いてきた。周りが話している内容が分かるから、友だち関係も深まったし、学校生活もより楽しくなったのはとても良い。

ただ、これには子ども達(と親)のとてつも無い努力がある。

帰国子女はアメリカにいるだけで自然と英語が身につくと容易に考えていたが、それは全く間違い。英語を身に付けるにはそれだけの努力が必要だし、子ども達はそれだけの努力をしているので、本当に大変だと思う。

・家が広い、庭が広い

どこに住むか自体ではあるけれど、一軒家やアパートメントは日本の家に比べて圧倒的に大きい。僕たちは日本でも家を持っていたけれど、その家はまさにアメリカの家と比較するとウサギ小屋のような家で、端から端まで数歩で歩けるし、庭も1メートル幅くらいしかなく、走ることなんて到底出来ない。
それに比べると、アメリカの家は平均的に日本よりも広く快適。

・家に暖炉がある

日本だと暖炉がある家は少ないし、暖炉を持とうとすると、分譲ではなく、注文住宅で作らないと出来ない。

一方、アメリカの東海岸では、冬が寒いため暖炉のある家は一般的で、賃貸でも結構な数の家に暖炉が付いている。

Fireplace_NJ

・学校が楽しい

授業が楽しい、先生が楽しい、スナックタイムがある。

先生が各々個性的で授業も皆で議論しながら進めたり、楽しいプリントや、YouTubeやアプリを使って楽しく工夫された授業が中心。とにかく授業はアメリカのほうが楽しい印象。

先生も明るく、面白い人が多く、授業が楽しい。

また、学校により異なるけど、幼稚園(Kindergarten=日本の年長)から、小学校2年生まではスナックタイムがある。

子ども達に聞いたアメリカ生活のデメリット

・子どもだけで遊びにいけない

妻のデメリットでも書きましたが、アメリカでは子どもだけで外出できないため、親が常に同伴する必要があります。

今までは日本で当たり前にできていた、
・学校も歩いて登校。
・近所のスーパーにも子どもたちだけで買い物に行く。
・近くの公園に勝手に遊びに行き、暗くなる前に帰ってくる。
がで来ません。

これは親にとっても大変ですが、子どもたちにとっても自分たちで行動できる自由が少ないことを意味し、行動範囲が狭まるように感じています。

・家庭科がない

いわゆる日本の学校で言う「家庭科」が無いのが子どもたちにとっては物足りないようです。料理や裁縫などは学校で習わないので、家で子どもたちと一緒にして覚えたり、学校が有料で提供しているアスタースクールクラブや、校外の習い事に通う形になります。家庭科の授業が好きだった子どもたちは残念がっています。

・給食がない

基本は毎日お弁当です。(月曜日はピザの日)

娘たちは日本の小学校も経験しているため、日本のような暖かい給食は懐かしく思っているようです。

以上、妻や子どもたちの目線でアメリカ駐在のメリット・デメリットをまとめました。

もちろん大変なこともあるけれど、異国で生活するという経験は何物にも代え難く、全体としては生活を楽しんでいます。

アメリカにこれから来る方や、アメリカに来てすぐの方のご参考になれば嬉しいです。

Yoshi @yoshi_kotch でした。

駐在者目線でのアメリカ駐在のメリット・デメリットです。

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