日本生まれ、日本育ちで英語を覚えるのはなかなか大変です。
Amazonで『英語』と検索すると、なんと9万冊以上の英語の書籍があり、どれを読んで良いのか迷います。
結果、その時、その時のベストセラーや書店で気になった本を手当たり次第に買い、家が英語学習の本で溢れることに・・・(昔の僕です)
僕も今までにかなり多くの英語学習の本を試しましたが、結論としては、
①少数の本を繰り返し読み込む
②とにかく実戦で使う
のが英語の伸びに一番効果的です。
英語学習書の『数』だけを多くこなしても、結局そこに書かれていることを覚えていなければ意味がありません。
今まで合計20万円以上の英語本を買ってきた失敗を他の人にしてもらいたくなく、最終的に残った厳選本(日本からアメリカまで引越しとともに持ってきた本)を各レベル毎にベストな本を紹介します。
初級:英語を学び始めた人、簡単な会話も難しい人
目安 TOEIC 600点未満
中級:簡単な挨拶や会話はできるけれど、そこからステップアップしたい人
目安 TOEIC 600点から800点
上級:ほとんどの会話はできて、さらに英語力を磨きたい人
目安 TOEIC 800点以上
(TOEICは単なるテストの側面があるため、点数はあくまで目安です)
それでは各レベル毎に順番にご紹介いたします。
(レベル毎に記載はしていますが、特に気にすることなく、順番関係なく使って行ってもOKです)
Table of Contents
ネイティブスピーカーの英文法―英語の感覚が身につく
大西 泰斗 (著)
前置詞、時制、「aとtheの違い」などの「感覚」を言語化し、絵で表現して理解できるようにしてあります。
アメリカで育った方は感覚で使っているでしょうし、日本で育った僕は、その英語の感覚がなかなか分からないので、最初に読んだとき衝撃的でした。
このシリーズ3冊を読むと、文法の『感覚』が身に付きます。とても緩い感じの絵を使っていて、初学者でも手に取りやすいです。
学校の教科書にしてほしいレベルです。
ネイティブなら子どものときに身につける 英会話なるほどフレーズ100
スティーブ ソレイシィ (著), ロビン ソレイシィ (著)
日本の学校では習わないけれど、ネイティブスピーカーがいつも使っている自然な英語表現がまとめられています。
ここにある例文を覚えて、それを応用するだけで、日常会話にかなり汎用性があります。
英会話ペラペラビジネス100 - ビジネスコミュニケーションを成功させる知的な大人の会話術
スティーブ ソレイシィ(著)
上記のビジネス版です。仕事で英語を使う方は、こちらだけでOKです。まずはここに載っているフレーズをひたすら覚えれば、その応用だけで簡単な英語でのやり取りはできるようになります。
即戦力がつくビジネス英会話 改訂増補版: 基本から応用まで 単行本
日向清人 (著)
ビジネスの現場で使う各種のフレーズが各ダイアローグに沿って載っています。ビジネスでの会話、ミーティング、プレゼンテーションなどを幅広くカバーしているため、この一冊をひたすら繰り返し覚えれば、ビジネスの場で使う英語は概ねカバーできます。少しレベルが高いので中級以上の方にオススメします。
僕はこのCDを今でも車の中で聞いています。
ある程度英語力が付いていても、イントネーション、発音の矯正は、日本で育った人にとっては永遠の課題です。
American Accent Training: With Downloadable Audio (英語)
Ann Cook (著)
標準的なアメリカ英語(ニュースなどで使われる英語)のイントネーション、話し方、発音を系統的に学べます。
バイリンガルの方と英語ネイティブスピーカーの方からも、日本の空港のアナウンスと日系航空会社のキャビンアテンダントさんの英語が聞き取りづらいという指摘があり、発音だけでなく、イントネーションが重要だということが分かります。
全文英語で記載されていますが、テキスト全文を読み上げた音声(合計5時間以上)が付いてきて、このテキストだけを繰り返しすれば、英語のリスニング力、スピーキング力はかなり付きます。
シンプルな英語で表現はされていますが、英語のテキストですので、中級・上級者以上にオススメします。
上級レベルになれば、テキストで学ぶよりも、これ以上は、実際に会話やメールの中で覚えていくのが最も効果的ではありますが、『英語で』学び、ビジネスでも使われる英語を知る時間を増やす観点では、Malcolm Gladwell(マルコム・グラッドウェル)の本は常に新たな気付きがありおすすめです。邦訳も出ているので分からない部分は英語の原文と比較して理解できます。
Blink: The Power of Thinking Without ThinkingMalcolm Gladwell (著)
最初の直感やひらめきによって、人は物事の本質を見抜いていることが多いのではないか?という点に付いて書かれた本です。
邦訳は『第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい』
Malcolm Gladwellの使う英語はとてもシンプルで、Audio Bookで聞いても比較的分かりやすく、リスニングの練習になります。
Audio BookもMalcolm Gladwell自身が読んでおり、とても明瞭な発音。
僕も長距離ドライブのときには、Audio BookでMalcolm Gladwellの本を『聴いて』います。
以上、各レベル毎のおすすめの英語教材を載せました。
参考になれば幸いです!
Yoshi @yoshi_kotch でした。
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